ACLSプレコース
オンデマンド
コース概要
ACLSプレコースのオンデマンド配信版です。ACLSプレコースとの違いは、実技部分があるかないかです。このコース(ACLSプレコース・オンデマンド)はオンデマンド配信版のため実技部分がありません。そのため、ACLSプレコースで行う実技部分は、このコースでは理論説明となっています。 ACLSコース(1日)を受講される方のための予備または補助を目的としたコースです。ACLSコースの受講を検討中の、以下のような方々を対象としています。(希望者だけの自由参加のコースのため、認定証はありません)
- ACLSコースがどのようなコースなのか全体像をつかみたい
- ACLSコースを受講したいが何を勉強したらよいのかよく分からない
- 心電図に自信がない
- 以前にACLSコースを受講したが、再度復習したい
- 講師
- 河野 寛幸(福岡博多トレーニングセンター、理事長)
- コース時間
- 約2時間半(ビデオの総時間)
- 受講条件
- どなたでも受講できます
- 受講料、視聴期間
- 3,300円(税込)、2年間視聴
コース内容
第1章ACLSコースの概要
ACLSコースの概要を講義として行っています。
ACLSプレコースでの講義とほぼ同じものです。
第2章心肺停止、徐脈・頻拍
ACLSコースのメインテーマは「心肺停止」、「呼吸停止」、「重症不整脈」ですが、心肺停止、徐脈・頻拍の診療アルゴリズムの理論説明を行います。これによりACLSシナリオの基本的な考え方やイメージを修得でき、スムーズにACLSコース(1日)を受講できるようにしております。
Chapter
- 心肺停止
1)VF / pulseless VT・PEA / asystoleのアルゴリズム
2)複合アルゴリズム、リズムチェック・2分CPRの考え方
3)心拍再開(ROSC)後のアルゴリズム - 徐脈・頻拍
症候性徐脈・不安定な頻拍・安定した頻拍の診療アルゴリズム
第3章心電図講義
ACLSコースで読影できなければならない波形(不整脈)は以下のとおりです。
ACLSプレコースでは、下記波形の読み方をアルゴリズム化し、そのアルゴリズムに従い、多くの具体的波形を読影練習形式での講義を行っております。
Chapter
- 不整脈読影のための総論
1)ACLSコースで読めなければならない波形とは
2)不整脈読影のための基本的な考え方と指標 - 徐脈
洞性徐脈、1度房室ブロック、2度房室ブロックⅠ型、2度房室ブロックⅡ型、3度房室ブロック、2:1伝導房室ブロック、高度房室ブロック - 頻拍
洞性頻拍、心房細動、発作性上室性頻拍、心房粗動、心室頻拍
講師
河野 寛幸(こうの ひろゆき)、Hiroyuki Kouno,MD
現職:一般社団法人・福岡博多トレーニングセンター(2011年設立)、理事長
日本脳神経外科学会専門医、日本救急医学会専門医、臨床研修指導医
医師になって、最初の約10年間は脳神経外科医として、その後の約25年間は救急医(ER型救急医)として病院勤務、救急医(ER型救急医)としては、「ER型救急システム」の構築や救急医学教育にも携わってきた。
福岡徳洲会病院救急センター長、福岡記念病院救急科部長など福岡県の総合病院の救急部門長を歴任。2022年以降は救急医学教育(AHAコース、その他の救急医学セミナーコースの運営・インストラクター)に専念している。
救急医学教育については、1990年代後半からnon-AHAコース(G-1992)のBLS・ACLSコースを、2000年代前半からはAHAコース(G-2000~)のBLS・ACLS・ACLS-EPコースなどを、2018年からはAHAコースに加えて救急医学セミナーコースも運営し、教育を行っている。
AHA(アメリカ心臓協会)コース:心肺停止・呼吸停止・不整脈・急性冠症候群・脳卒中などの初期診療コース